유채영 Emotion ユ・チェヨン Emotion
ユ・チェヨンは韓国の歌手、女優。
ジャンルとしては本当はトロットではないんですけども、
どうしてもここで紹介させていただきたくアップさせて下さい。
この曲Emotionが発表されたのは1999年ですから今から18年前なんですね。
わたしが偶然にもYouTubeでこの曲を知ったのがおよそ8年ほど前、
突然流れ出したなんとも不思議な印象のハウス歌謡に
最初は正直かなり抵抗がありました、が、
少し時間が経つと何故かもう一度聴きたくなるのです。
次の日も、その次の日だってYouTubeでわざわざ毎回この曲を検索して聴いていました。
実は自分が韓国の音楽というものにはじめて触れたのがこのEmotionなんです。
当時韓国のカラオケ番組にとんでもなく可笑しな高校生が出ていて
それがネットでちょっとした話題になったんですよね。
その高校生がノリノリで歌っていたのがこの曲だったんです。
正直、最初はこの古いのか新しいのかよくわからないような電子音のビートに
それまでほとんど聴いたことのない韓国語の歌にかなり戸惑いながらも
今思えばこの韓国語の発音がビートにのることのとてつもない心地良さに
自分はこのときはまったのだと思います。
気持ちがいいんです。すごく。
これに尽きるような気がします。
とにかくひたすら聴き続けました。
飽きないんですよね、これが、不思議と。
こうやってかれこれ8年も聴き続けているというのに
もちろんまだ全く聴き飽きることなく
っていうか、当時よりも尚更今の方が新鮮に楽しんでいるかもしれません。
その後2001年には第2集アルバム「A Secret Diary」を発表します。
これがまた傑作アルバムなんですよ。すっごくいい出来。
ハウスポップ歌謡という感じの曲がずらりと収まっていますが
その中でもシングルカット扱いになった(のかな?)「Shake」って曲が素晴らしいですよ。
前作のEmotionにくらべてよりいっそう進化した本物のダンスチューンって感じで
彼女の当時のスタッフ陣のクオリティの高さに今あらためて驚かされる思いがします。
ユ・チェヨンの音楽には今までほんとうに癒され楽しませてもらいました。
仕事で疲れているときも、ちょっと気分が混乱して困ったときだって
この曲を耳にするだけですっといい気分になって心地よくなるんです。
その後彼女は女優として活躍し、結婚もして
その幸せな画像も時おりネットで見てはいつも
こんな素敵な曲を本当にありがとう。感謝、感謝。
ここ日本の片隅ではこうやって今でも楽しんで聴いていますよ!
と、いつかはお伝えするのがささやかな夢だったんですが、
それはもうできないことになりました。
彼女は胃がんで闘病の末 2014年7月24日にその生涯を閉じました。
41歳でした。
2009年にアルバム「Another Decade」を発表して
その中にこのEmotionのリメイクバージョンが入っていたものだから
それを聴いたときのこのわたしの喜びようといったら。。。(笑)
この7月24日が来る度にもう彼女の新曲は聴くことが出来ないんだなぁって
ちょっと寂しい気持ちになるのです。
「Emotion」 by Yu Chae Young
自分をこの素晴らしい韓国音楽の世界に誘ってくれた歌です。
Shake
カラオケ高校生(笑)